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今回は第4回です。
船井総研 インシュアランス室 岩邊 久幸
今週は、ハウスリスト構築とアフターフォローの仕組み構築の最終回です。
3週に渡り、お伝えさせていただきましたが、今週で最終回です。
先週は、過去契約者、そして未契約者(失注客)に対するフォローをすることで、大きなマーケットが生まれ、商談見込み客を発生させましょう!ということをお伝えさせていただきました。
これはいわば、保険会社や競合代理店のお客様を、自社に引き込みましょう!ということになります。
一方で、新規契約者と既契約者も守りに行かないといけません。自社がやることができることは、競合代理店もできるからです。自社の既契約者や新規契約者は、競合代理店から見たら、過去契約者や未契約者(失注客)という見方ができますよね。
そのためには、顧客満足度を上げていき、募集人としての質・レベルはもちろんのこと、会社としての質・レベルも上げ、会社全体でお客様をサポートすることが大切になります。
まず、新規の契約者に対してです。
新規契約者を、契約月から1年未満のお客様と定義付けます。
契約したら、終わりということでは、お客様の立場からしたら、こんなに寂しいことはありません。しかし、営業の仕事であり、心理状態としては、次のお客様へ行きたいというのは本音かと思います。
よって、会社としてのサポート体制を作りに行く必要あるのです。
では、具体的に新規の契約者に対して、何を行っていけばよいでしょうか。
我々は、契約終了後、1年以内にお客様に対して、5回の接触・サポートをしていただくように、代理店の明様にはお伝えしております。
まず最初に、契約が終了したら、次に保険会社から成立のご連絡が入ります。成立のお電話をお客様へ差し上げます。お客様からしたら、ここで初めて一安心できるのです。そして、保険証券のお渡しをするための来社・来店のアポイントを取っていただきます。
そして、2回目のサポートとして、「証券お渡し」を行います。普通であれば、保険会社からお客様へ郵送で保険証券が送られるかと思いますが、お客様は保険会社から入ったのではなく、あなたの会社(保険代理店)からはいったわけですから、各保険会社の保険証券をまとめ、御社としてお客様に保険証券をお渡しし、「ありがとうございます。これで、晴れて契約手続きが終了となります」とお伝えするのが、親切だと思いませんか?そして、そのときに、改めて自社のアフターフォローサービスの内容をお伝えしていくわけです。
そして、3回目と4回目は、契約後4か月目と8か月目に、「状況変化確認ハガキ」をお客様へ郵送します。
そして、5回目はちょうど1年後に、1年点検のお電話を差し上げます。
契約してからほったらかし、又は営業に任せっぱなしでお客様フォローにムラがある企業がほとんどかと思います。
それを、会社の仕組みで、契約から1年間、機械的にサポートをしていくことで、早期解約を防ぎ、自社のロイヤルティを高め、結果紹介件数アップにつなげていこう!ということなのです。
いかがでしょうか??
改めてですが、保険業界は異業種と比較をすると、サービス面でとても遅れている業種かと思います。
一方で、異業種から学べることはたくさんあります。
異業種が当たり前にやっている、アフターフォロー・サービスをすることで、お客様を守り、自社のブランド力を上げ、そして安定的に成長していきましょう!
4週に渡り、お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
【2】保険代理店WEBマーケティングレポート~運用編~
https://hokenfp-keiei.com/reportdownroad/reportdownroad-5978/