お電話でのお問い合わせはこちらから
電話受付時間 9:45~17:30/土日除く
『業界の現状分析から業界の未来を生き抜く正しい戦略を描く』
~保険代理店・FP事務所 実践経営レポート~
船井総研 保険チーム 岩邊久幸
「今日は株式会社〇〇の△△社長のお話を聴きにきました。
凄い楽しみでした、かなりヤバイ!半端ない!
なんか職替えせんといけん感じになりました。
それだけこの方の考え方、やっている事はヤバイです!
少し意気消沈しましたが羽田空港へ向かいます。」
「東京、勉強になった!脳みそリセットするか、新しいのに取り替えるか必要やわ。
固定観念、業界の常識が邪魔してる。もっとぶっ飛んだ事をやっていかないと。」
これ、先日の弊社主催の保険代理店・FP事務所経営研究会にご参加いただいた代理店社長のお言葉です。
とある保険代理店の社長にご登壇いただき、講演していただきました。
その講演が衝撃的だったのです。
その社長は、創業15年で法人損保25億円の企業の社長。
その会社は、社員数25名強。ここ5年で急成長されています。
創業してから、今までどのような過程で経営し、今に至るのか。
そして、今後どのようなことを考えているのかをお話しいただきました。
研修生時代、4年で3000万円強しか作れなかったこの社長は、マーブル設立時、
「みんなと同じことをするのではなく、自分らしい会社をつくりたい」と思われていたそうです。
どうせやるなら、取扱保険額100億円くらいやってやろう!と思い、
クリエイティブな保険代理店を作りたい!と思われたそうです。
まず、4年で3000万円強の成績だった方が、100億円やってやろう!
と思ったことに、私は驚かずにはいられません。
そんな大きな野望を持った社長は、行動に移ります。
まず、業界のことを徹底的に調査したそうです。
具体的には、保険業界の歴史や構造、そして国内にある保険会社のこと、
そして国内トップクラスの代理店はどんなことをしているのかといったことを、徹底的に調査したそうです。
要は、自分たちが戦おうとしてる業界のルールはどうなっているのか、どんなプレーヤーがいるのかを把握し、
そんな業界の中で、自分たちはどういう保険代理店になったら、勝てるのかを見つけにいったわけです。
そこで、出た答えが、「アイデアから、保険を制作する会社」を目指されました。
保険代理店の立場から、保険を制作する会社を目指されるわけです。
聞く人が聞けば、驚きしかありません。
聞く人が聞けば、めちゃくちゃワクワクするコンセプトです。
とはいえ、このような会社を1人ではやっていけません。
そこで、社長は「仲間集め」をしていくことになります。
社長はおっしゃいます。
仲間集めをするには、「経営理念」や「ビジョン」が必要だと。
無名の意味の分からない会社に、いきなり「俺と一緒に仕事しないか?!」と言っても、
普通の人は自分の人生を賭けることは難しいでしょう。
だから、社長の魅力、つまり、社長自身が、どこを目指していて、どんな会社を作っていくのか、
そしてどんな力を貸してほしいのかということを語らないといけないとおっしゃいます。
私はこの話を聞いて、感じました。
ただただ「うちを買ってくれないか?」と言ってくる代理店を吸収しても後々大変かもしれないなぁと。
要は、こちらから一緒にやろう!と誘い、最初は断ってくるくらいの人を自身の理念とビジョンで説得して、
仲間になってもらうというプロセスを経た方が良い合併になるなぁと感じます。
もし仮に、お客様から来たとしても、しっかりと自社の理念やビジョンに理解・納得・共感いただいてから、
一緒に仕事をするということを妥協せずやった方が良いでしょうね。
以上
【その他のおすすめコラムはこちら!】