お電話でのお問い合わせはこちらから
電話受付時間 9:45~17:30/土日除く
『業界の現状分析から業界の未来を生き抜く正しい戦略を描く』
~保険代理店・FP事務所 実践経営レポート~
船井総研 保険チーム
本日は、S代理店様にご訪問。
地域の保険代理店・FP事務所が企業として存続していくためには、
アライアンスは非常に有効だ。
アライアンスの代表格に弁護士、税理士、司法書士などの
士業が挙げられるのではないだろうか。
なかでも会計事務所・税理士事務所は、対法人においては、
中身の品質を抜きにしても競合になりうるほど保険と密接に関係している。
かく言う私も、2カ月ほど前に
とある名古屋の代理店様で税理士法人との共同プロジェクトを企画した。
医療法人の制度改革のニーズに合わせて、
税理士×FPの資金繰りシミュレーションのところで共同で商品開発をおこなった。
税理士とFPは競合ととらえられがちだが、
その専門とするところはまったく別ものだ。
話し合いのなかで互いの得意分野、ノウハウを共有し合い、
自社ではできないサービス、コンテンツを制作し、
「税理士×FP」と銘打ってマーケティングすることは、
フロントサービスとして非常に効果がある。
本日ご訪問した代理店様は母体が県内随一の会計事務所。
基本的には会計の顧客法人に対して、
保険の営業をおこなっている。
会計の担当者がヒアリングし、保険の担当者へ情報提供する。
保険の担当者がアポをとり、ニーズ喚起・提案をおこなう。
会計の担当者には保険担当者への情報提供・トスに、
きちんと評価が設定されている。
全員が全員、保険へのトスに精力的とまではいかないが、
営業5人で8000万円手数料の生産性を考えれば、
そのスキームはうまくいっているといってよい。
会計母体ではない代理店にそれができないかといえば、
そうではないだろう。
現に先ほど私が携わった案件は深いアライアンスを組めている。
地域の税理士事務所も同じ課題とニーズを持っているので、
互いの顧客・長所・ノウハウをシェアして、
地域のなかで他の代理店・税理士事務所と差別化を図ることは、
そう難しいことではない。
今後は「アウトソーシング」「アライアンス」といった取り組みは、
社内の生産性を高めるためにも社外における自社の立ち位置を強めるためにも、
より意識を高めておく必要があることは間違いない。
【『差別化』に関するおすすめコラムはこちら!】
以上