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5.今後の営業目標と拠点戦略!ファイナンシャルジャパンが目指す会社像とは?
ファイナンシャル・ジャパン株式会社 代表取締役 小坂 直之 氏
岩邊:まず、はじめにお伺いしたいのですが、小坂社長は、以前は保険会社で営業をされており、
現在こうして保険代理店を経営されています。独立した当初は(業界として)どのような課題があると感じておられたのでしょうか?
小坂:私が会社を創業する以前から業界内では「保険業界の営業マンは離職率が高い」という現実があり、このことをずっともったいないと思っていました。なので、その現状を改革したら業界も良くなるのではないかと考えたのです。
また、実際の営業において、たとえば某保険会社の高い掛け捨ての商品を売るためには、営業レベルの高さが個々の営業社員に求められますが、医療保険のニーズは結構沢山あって、そこを1件1件しっかり契約につなげていくことで、契約件数は伸びるのではないか。という仮説を立てていました。
岩邊:なるほど。ということは『社員が辞めない会社つくり』が、ど真ん中にずっとあったということですか?
小坂:そうですね。
岩邊:他にどのような思いで参入されたのでしょうか?
小坂:良い保険商品の中から顧客にとってベストな選択肢とその商品の魅力を提示して、お客様の悩みを解決するという仕事であることに私はやりがいを感じていましたね。
岩邊:ちなみに、保険代理店さんは保険会社が売って欲しい商品や、自社の手数料率の高い商品を提案している現状が多く見受けられており、本当の顧客ファーストの体制で営業を行っている代理店がすごく少ないと感じるのですが、いかがでしょうか?
言い換えれば、はお客様に対してお勧めをしている商品を営業社員の方々ご自身も実際に加入されているのでしょうか?
小坂:弊社では、入社希望者に対して入社前に先輩がその方へのライフプランを組み、そのプレゼンテーションを聞かなければ、入社できません。我々は自分たちが提案する保険は、お客様の保険料負担に見合う内容だと思って営業している集団です。お客様の都合を無視して、メーカーの売りたい商品を売っているという感覚は無いと思います。
岩邊:ということは自社提案に共感している人間が社員としても集まってきているということですね。
小坂:そうです。ですから、採用基準が「売れる人」ではなくて「良い人」なんです。
岩邊:創業から5年間で急成長されていますが、創業から現在までのストーリーを教えていただけますか?
小坂:1期目終了後、2期目の初めに新卒社員を入れました。その時の年商は5,200万円で、売れている集団とは言えませんでしたが、福岡への社員旅行をきっかけに、そこで知り合いの代理店と交流を深め、福岡支社が立ち上がり、その後に名古屋支社が出来ました。支社出店にあたってのコンセプトは「それぞれのお客様の生活習慣にフィットした保険さえ押さえれば、どんな人でも売れるようになる」というものでした。
毎日3,4人に保険の話を熱心にすることが出来れば、誰しも売上が手数料で2,000万円までいくと信じていました。
岩邊:泥臭く根気のいることですね。
小坂:そうですね。ですから、我々は保険営業を一人でやらせずに、5人チームを作り、チームマネジメントをしました。業界常識は「個人で一気通貫し、全て自己完結します」というモデルでやられているところがほとんどだと思いますが、弊社は絶対に一人でやらせません。
基本的には漫画の「キングダム」※と同じで、最初は「伍」を組ませます。「伍」が一番効率良く伸びます。伸びます。
※「キングダム」とは、中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信と後の始皇帝となる秦国の若き王・政の活躍を中心に、戦乱の世を描く漫画。