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デジタル化について、前回の続きで採用・育成、そして顧客管理・既契約フォロー体制についてもお伝えします。
船井総研 保険チーム
いつもお読みいただき誠にありがとうございます。
前回の続きで、アフターコロナに向けて、
取り組んでいただきたい内容を大きく
1.オンライン化・デジタル化への適応
2.顧客管理・既契約フォロー体制の充実化
3.新しい販路の整備
とわけてお伝えしている、
「1.オンライン化・デジタル化への適応」の続き、(3)からです。
(3)採用のオンライン化・デジタル化
もし余力のある方は、ぜひこの機に積極的に採用に投資いただければと思います。
景気が悪いときは中小企業は採用のチャンスです。
通常の求人媒体に加えて、
おすすめはダイレクトリクルーティングです。
船井総研研究会サービスのオリジナル採用サイト制作支援を使用していただいてもよろしいですし、
まずは自社の採用サイト・ページをしっかり作りましょう。
あともう一点。
SNS広告などで告知をして、
自社の会社紹介オンラインセミナーの実施をおすすめします。
働き方やオフィスの雰囲気、スタッフの声など、
スタッフが中心となってオンラインセミナーを実施できると、
そこから面接誘導が行えます。
いわば「会社説明会」のデジタル化・オンライン化ですね。
ぜひ余力のある方や採用に力を入れたい方は、
この機に挑戦していただければと思います。
(4)育成のオンライン化・デジタル化
こちらは各種セミナーでもご案内しておりますが、
営業研修や営業ロープレをしっかりテレビ会議上で行えるようにしましょう。
そのためには営業マニュアルや営業ツールの整備は必須ですし、
ロープレについても採点シートやチェックリストが必須になってきます。
この機に、メンバーの契約率アップに向けた動きも、
オンライン上で完結できるようにしていきましょう。
(5)実務のオンライン化・デジタル化
進んだ代理店についてはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入も、
始まっています。
特に簡易な入力業務などは、自動化に挑戦されるのがよいかと思います。
優先度は上記(1)~(4)と比べて低いですが、
中長期的にインパクトが出てくるので、
余力のある方はぜひこちらにも投資してみてください。
また顧客管理システムのクラウド化、データ整理も、
実務上のデジタル化になりますね。
ここはこの機にぜひ切替もしくは導入していただきたいポイントです。
理由は、2.顧客管理・既契約フォロー体制の充実化で詳しくお話しいたします。
2.顧客管理・既契約フォロー体制の充実化
有事において、収益面の柱となるのは、
既契約者様の存在です。
こちらは生損保問わず、
ここのありがたみを強く感じることができたのではないでしょうか。
そして、既契約フォローが徹底できていた代理店と、
徹底できていなかった代理店とでは、
有事の中での業績にかなり差がありました。
既契約フォローが仕組みとして成り立っていた代理店は、
比較的有事の中でも業績は好調でした。
ゆえに、生損保契約問わず、
既契約者様のフォローを定期的に行える「仕組み」をつくる必要があります。
この先10年でまた訪れるであろう有事の際には、
同じ失敗は繰り返さないようにしましょう。
損保の既契約者様については、
基本的には更改のタイミングでフォローができていると思いますが、
おすすめはその頻度を2倍にされた方がよいと思います。
1年更新であれば半年に1回はお客様と接点を持つなど。
そして生保のお客様についても、
可能であれば1年に1回は接点を持つようにしましょう。
この接点というのは、
各種情報発信の頻度に「加えて」です。
お電話もしくは対面(リアル・オンライン問わず)で、
しっかりとお客様の状況を伺える時間をつくりましょう。
それをお客様のお誕生日にされているところも多いかと思います。
この接点の形を「仕組み」にするためには、
手動で毎月リスト化してもよいですが、
できれば有能な顧客管理システムを導入して、
毎月自動的にアラートとともにリストが出るようにしておくのがベストです。
お客様へのフォローの頻度を一定に保ち、
漏れがないようにデジタルに行っていきましょう。
ここの既契約フォローの「レベル感」と、
情報発信の「質」と「量」が、
今後特に保険代理店の差別化のポイントになるし、
業績を左右する要素になってくると考えられます。
続きは次回お伝えいたします。
お読みいただき誠にありがとうございました。
以上
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