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今回は第3回目です。
船井総合研究所 インシュアランスユニット 齊藤
インシュアランスUの齊藤侑真です。
今回は第3回です。
保険代理店における生成AIの活用について見ていきましょう。
生成AIを活用すべきもの
生成AIをどのような業務に活用していくか、お考えいただけましたでしょうか。
私たちが優先的に取り組むべきと考えているものは
「頻度が多く、工数が大きいもの」です。
つまり繰り返し行い、手間がかかる業務ということです。まずはここから
取り組みましょう。業績改善を実現している代理店様の多くが営業の中に
そのような業務があると判断しています。
保険の営業のプロセスはおおきく3つのステップに分けられます。
集客、商談、保全ですね。営業のステップでもさらに絞り込み
商談の中に先ほど伝えた頻度が多く、工数がかかるものがあります。
それが商談の履歴作成です。代理店様であったり、お客様との兼ね合いによってプロセスの違いはあれど商談履歴はプロセスごと必ず残されると思われます。そして繰り返し行い、
結構な工数をかけているのではないでしょうかそして売上を上げようとなった場合、
必然的に増えていく業務ではないでしょうか。
皆様もご存じのように保険業法の中で意向把握義務、情報提供義務といったことが
金融庁から求められています。これらが実施できているかどうかは当然やってますという
口頭の確認だけでなく、履歴を残すことによって実施しているかどうかを
証明する必要があります。とにもかくにもこの態勢整備に関しての対応はますます必要になってくるのでこの履歴を残す部分に関しても工数が増加する可能性が
高いと考えられます。
ただ一方現場ではこのようなことが起きてないでしょうか。
・記録を残したいけど営業によって粒度がバラバラになっている。
ある人はお客様の情報を含めて事細かに残しているけど、
ある人は意向把握が確認できる最低限の情報しか残していない。
・一流の営業ほど商談数が多く、履歴を残す時間が確保できない。
一日4商談、2時間ごとお客様の接客があり、移動時間等含めると
お昼をとる時間もない、ましてや商談の履歴を残す時間なんてほとんどない。
一日が終わって午前にお会いした一人目のお客様の内容をほとんど覚えていない。
このように繰り返し行い、工数がかかっている商談の履歴作成部分に対してどのように
生成AIを活用するのか。
次回具体的にお伝えできればと思います!