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今回は第4回です。
船井総合研究所 大山友華
皆様
いつも誠にありがとうございます!
インシュアランスチームの大山です。
今回は「保険代理店の中期経営計画」というテーマの最終回です。
中期経営計画ではMVV(Mission、Vision、Values)に基づき、
①事業戦略軸
②組織戦略軸
の2つの軸で描いていきます。
事業戦略というのは例えば、
損保・生保(FP)・IFA・相続など事業別に
5年後には〇億という目標を立て、1年目は〇億〇名、2年目は〇億〇名・・・・
といったようなロードマップです。
既存事業のシェアアップだけでなく、新規事業参入もイメージしてみてもいいでしょう。
そして、組織戦略では、事業戦略に合わせて
・組織/人事(MVVの浸透、本部機能の強化など)
・採用
・育成
のロードマップを立てていきます。
ここで重要なのが
「今の課題から積み上げて作る」のではなく「目標から逆算してつくる」ことです。
さらに、この目標は今の規模の3倍以上をイメージしてみてください。
代理店に関わらず、「成長」し続けている企業というのは、
常に大きなビジョンを持っています。
逆に、調子が悪い時は「成長」ではなく
今の状態を何とか脱しなければという「再生」の思考になってしまっています。
企業は既存の延長線上では成長できません。
3倍の目標を立てることによって、現在の課題が浮き彫りになります。
次に、事業戦略・組織戦略に合わせて戦術も決めていきます。
戦術は
①マーケティング計画(商品、集客、営業)
②マネジメント計画(採用、教育、評価、定着、組織化)
の2つに分けて考えてみましょう。
順調に組織が拡大している代理店におおよそ共通しているのが
「未経験者」もしくは「保険営業の経験はあるが、うまく稼げなかった人」を採用して、
「稼げる環境と教育体制を提供する」というパターンです。
つまり、採用した人に稼げる
①漁場を作ること=集客(提携開拓、紹介、WEBなど)
②魚の釣り方を教えること=育成(マインド・スタンス・営業マニュアルの作成)
です。
代理店は労働集約型のビジネスのため、人が増えなければ売り上げも上がりません。
上記2点がそろっていることは、定着につながります。
採用した人を稼ぐ人材に育てていくというのが、最も収益を作り出すポイントです。
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今回4回にわたってお話をした中期経営計画こそが、経営者の本質的な仕事です。
是非、チャレンジしてみてください。
以上、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!