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『業界の現状分析から業界の未来を生き抜く正しい戦略を描く』
~保険代理店・FP事務所 実践経営レポート~
船井総研 保険チーム
石川県金沢市の税理士法人。基本業務の財務会計に加え、相続資産対策から組織再編・M&Aまで行う。
医業経営支援に強みを持ち、(公社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタントが7名在席。
医業に特化した経営に転換されてから業績を拡大された当社であるが、
その成功は現社長木村岳二氏のハイレベルな組織マネジメント力に支えられていた。
今回は成長企業を率いる経営者の組織マネジメント手法に迫る。
企業名:税理士法人木村経営ブレーン
創 業:1975年 / 年商:約4億円 /
従業員:40名 (2018年5月時点)
皆様、こんにちは。
前回の続きをお送りします。
■経営を行う理由は社員の成長にあり!
コンサルタント:
木村社長は何を最も重視して経営をされているのでしょうか。
木村:
私が会社を経営していて一番嬉しいことは、社員の成長です。
だからこそ最も重視しているのは社員の育成ですね。
弊社はお客様より社員を優先するようにと明記しています。
会社は社員を通してお客様にサービスを提供しているので、
社員の成長がお客様へのサービス向上に直接的につながるわけです。
私は社員を「戦友」と呼び、みんなで乗り切っていくというスタンスをとっています。
何も知らずに入社してくる社員が、共に戦っていくなかで成長し、
すぐに立派なことを話すようになり、逆に私が教えてもらうことが増えたりする、
そんな経営が私はとても楽しいと思うのです。
ですから弊社は、入社してきたその日から社員のことを「さん付け」で呼んでいます。
戦友に差は無く、皆平等であり、仲間であるからです。
コンサルタント:
なんとも社員思いの社長様ですね。
弊社「船井総研」でも「さん付け」文化は徹底されており、
新卒で入ったメンバーから経営者に至るまで、全員が互いのことを「さん付け」で呼び合っています。
社長のお考えは非常に共感できますね。
■強固な組織を創る社員育成方法とは!?
コンサルタント:
社員の育成において具体的な取り組みはどのようなものがあるのでしょうか。
木村:
考え方としては、社員を信頼して裁量を与えることを大切にしています。
取り組みベースでは、『チャレンジシート』があります。
大項目として、数値目標、職務拡大・部下目標、能力目標と3つを挙げて、
それぞれに重点項目を3つ、さらにそれぞれに具体的なやり方を3つ、
社員それぞれ1枚のシートに毎年記入します。
それを上司から私に至るまで全員が目を通します。
本人がやりたいことを最も重要視して、それを実現させることを大切にしています。
コンサルタント:
社員の成長を重んじられる社長ならではの重要な取り組みですね。
その他にはあるのでしょうか。
木村:
あと非常に大切にしているのが、社員とのコミュニケーションです。
私は毎朝、事務所の玄関に立って、社員全員と挨拶をするようにしています。
小中学校の校長先生みたいな感じですね。
毎日それをやっていると社員の体調、考えていることがなんとなくわかるようになります。
出社時以外でも、朝の時間を利用して細目に社員とコミュニケーションをとるようにしています。
コンサルタント:
毎朝の挨拶とはびっくりです。
初めて聞いた取り組みです。なんとも素晴らしいですね。
社員の育成だけでなく、定着という意味でも非常に効果的な取り組みですね。
木村経営ブレーン様がいかに強固な組織であるかを感じることができました。
木村社長、本日は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
木村:
ありがとうございました。
続きは次回お伝えいたします。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
以上
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