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『業界の現状分析から業界の未来を生き抜く正しい戦略を描く』
~保険代理店・FP事務所 実践経営レポート~
船井総研 保険チーム
本日は、M代理店様にご訪問。
10名~20名規模の代理店が30名規模以上のステージにいくためには、
「組織化」が必要である。
生損保、法人個人の違いや営業形態の違いにより分解する要素は違うが、
組織化の一つのテーマが専門化である。
「チーム制」というと耳馴染みがあると思うが、
なんちゃってチームではなく、専門チームである。
自社の業務内容を洗い出し、チームをいくつかに分ける。
チームに分けたあと最初にすることは、業務を「捨てる」こと。
捨てて他チームに移譲すること。
これがなかなか難しい。
ときには自分のお客様を手放すことにもなる。
例えば、M代理店様は損保中心の代理店さんだが、
オフィスチーム、事故対応&スケジューラーチーム、更改チーム、新規チーム
の4つに分けている。
更改は更改に、新規は新規に。
従業員さんと一丸となってこの仕組みが整いだすのには、
ちょうど10カ月ぐらいかかった。
やはり従業員さん一人一人に固有の思いがあるし、
組織はそれぞれ違うので、
最適な方法論は話し合いと動きの中で整えていくしかない。
だが少し時間をかけてこの仕組みをつくってしまえば、
その後の拡大は目に見えるだろう。
チームごとに評価の設定もおこない、その後の活性化も助長させる。
生産性の向上は、「業務の洗い出し」から。
捨てられるものは捨てて、まとめられるものはまとめて、
外注できるものは外注する。
そして専門化されたチームを構築し、
新しく採用する人材は各チームに配分する。
入社時から整ったチームのなかで働くことができ、
戦力化までの時間は圧倒的に早い。
入職者もストレスが少ない。
ここから「1年」という月日をかけてでも、
しぶとく、
2020年までに「組織化」を進めていくことが、
永続性を求める中小代理店の経営者にとっては必須と言っても過言ではない。
以上
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