皆様、こんにちは。ご無沙汰しております。船井総研岩邊です。
改めて、昨年、一昨年の保険業界の数字を眺めています。
先日、我々が主催している代理店様向け勉強会「保険代理店経営研究会」でもお話しさせていただいてましたが、コロナ禍で世の中の様相が様変わりするなか、今年は、今の状況に右往左往することなく、3-5年先を見据えて、「勝負のしどころを決める!」1年にした方が良いなぁと感じています。
昨年・一昨年と業界の数字を比較すると、
・生保は、新規契約数・金額ともに、月次平均が17%前後で減少
・しかし、コロナ禍の影響があったのは、8月までで、9月以降は前年並みに回復
・ライフネット生命のIRを見ると、月次平均は、2020年は2019年比で、新規契約件数126.5%、新規契約金額140.4%で成長
・損保はほぼ横ばいで推移
という状況です。
代理店の規模にもよりますが、
・保険代理店の成長力の差は、「生保」で決まる
・昨年末、今年1月の数字が悪かった企業は要注意。コロナ禍が理由ではない、ということ
・新しいチャネルとしてのWEBは大きな差別化要素
ということが、数字から言えるのではないでしょうか。
つまり、保険代理店の皆様は、生保・損保に関わらず、向こう3-5年は「WEBを勝負のしどころに決めましょう!」ということです。
我々も、3年ほど前から、WEBの重要性を訴えてきました。コーポレートサイトではなく、自社の集客用WEBサイトを構築しよう!と訴えてきました。
大手代理店(訪販主体)は、コロナ禍で新規見込み客(商談客)の確保を、紹介・リーズ・提携先が主力となっています。
我々のご支援先においては、自社集客用WEBサイトの取り組みをコツコツと取り組んできた結果、案件の20%をWEBサイト経由が占めるようになり、中には1件10,000円以下(リーズの1/3!?)で新規見込み客の確保ができるようになってきている企業が出てきています。
金融庁が常々言っているように、「顧客本位の業務運営」が必要です。
つまり、お客様の動きに、保険代理店も合わせていく必要があります。
お客様に最も近いポジションにあるのが、保険代理店です。
今こそ、現場力を生かして、お客様から支持される保険代理店になっていきましょう!