こんにちは。
船井総研の岩邊です。
最近、とある保険会社様からのご依頼で、保険会社様主催の代理店経営者向けの研修プログラムの講師をさせていただく機会をいただきました。
テーマは、「ミッション・ビジョン・バリューの策定と落とし込み」です。
ミッション・ビジョン・バリューというのは、企業を安定的に成長・拡大していくうえでは、必要不可欠なものです。
が、実感されている方もいらっしゃるかもしれませんが、企業のアーリーステージにおいては、数字に直結するわけでもなく、必ずしも必要ないものでもあります。
保険代理店において、従来のビジネスモデルで企業を成長拡大させていくためには、「社員数を増やす」というのが必要不可欠です。多くの会社が10名以上にチャレンジするのですが、20名前後になって、社員が大量離脱をし、10名前後まで戻ってしまう。経営者もショックで、心が折れて、再チャレンジをしない・・というケースが多いように感じます。
なぜ、20名前後で社員の大量離脱、つまり組織崩壊が起きるのか。
それは、経営者1人でのマネジメントの限界です。
10人前後であれば、社員それぞれに対して、それなりに時間を取れるし、最悪経営者個人の力技でなんとかなるのですが、20人を越えてくると、目が届かない社員が出てきてしまうのです。
つまり、20人以上の組織にしていくために、社長と同じ目線・考えでお客様や社員に対して、仕事ができる、語れる社員が必要となります。
語るときに、同じことを語れないといけないので、会社のミッション・会社のビジョン・会社のバリュー(行動指針)が明文化されている必要があるわけです。
ミッション・ビジョン・バリューのテクニック的な必要な理由はこの通りです。
本当の理由のところは、また今度書かせていただきます。