こんにちは。
船井総研保険チームの岩邊です。
全国の地域密着型の保険代理店様のお手伝いをさせていただいている中で、よく聞くお声として、
導入している基幹システムへの文句です。
よくあるのは、
・使いにくい
・機能が多すぎて、使い切れない
等々、
といったもの。
保険業界向けに、国内システム会社や、外資のシステム会社、そしてベンチャー企業が営業管理システム等を提供しています。
そして、保険会社が使用を義務付けているシステムも存在しています。
そもそもシステムとは、何のために入れるのか。
一つは、効率化です。手作業でやっていたことを、デジタルで行う。そして、分析です。
当初はこんな目的だったと思います。
が、そもそも数字を見る慣習がない企業様には、システムが入って、簡易的に、深く分析できるようになっても、分析しません。
手書きでやってたものが、ただただパソコンに打ち込んで、記録をするようになった・・というのが、今の現状ではないでしょうか。
しかし、当然ですが、それでは全く意味がありません。
多くのシステム会社が提供しているのは、保険業界の慣習だけでなく、「もっとこうした方が、今の保険業界にとってよい」、「もっとこうした方が、企業の契約数や契約単価が上がる!」といった提案・アドバイスが入ったシステムです。もちろん、体制整備の観点も含まれています。
何が言いたいかというと、システム会社が提供するシステムそのもの・機能に、会社をアジャスト、適応していくと、結果的に業績が上がっているのです。
多くの会社の場合、今までの会社の運営方法を変えずに、システムを使おうとします。結果、当然使いにくく、使い切れず、このシステムはイマイチ・・という判断をします。
これでは、所謂“ワープロ”と同じです。もったいない。。。
よって、導入システムを決めるとき、自社をどのようなビジネスモデル・スタイルの会社にしたいのかを前提として、持っておき、その実現に最も近しいシステムを選ぶということがとても大切です。
そして、システムを導入したら、会社を導入システムに全て預けるくらいの覚悟でどっぷりとつかり、機能を使いつくす。
そうすれば、高いシステム投資が、多くの収益を生み出してくれることでしょう。