昨日、東京商工リサーチが、「2018年全国社長の年齢調査」を発表しました。
これが実におもしろいです。
内容を見ていると、
・社長の平均年齢61.73歳(前年比+0.28歳)
・調査を開始した2009年以降、最高を更新
・年齢上昇に伴い減収企業と赤字企業が増える傾向
・その背景には、社長の高齢化や後継者難により、ビジネスモデル確信や生産性向上への投資抑制が要因
・2018年の全国の企業倒産は、8235件で10年連続前年を下回るが、休廃業・解散は、46,724件と倒産の5.6倍
・社長年齢構成比は、60代30.35%、70代以上28.13%(前年比+1.95%)
・一方、30代以下は、2.99%
・経営者が70代以上の場合、減収約44%、赤字20.7%、前期赤字20.68%、連続赤字10.65%と年代別最高
・一方で、経営者が30代以下は、増収59.15%、増益49.32%と年代別最高
・40代経営者は、黒字81.43%、連続黒字70.49%と年代別最高
という結果です。
いかがでしょうか?
30代は勢い付けて伸ばし、40代は整理整頓して安定成長、そして50代に陰りが見えて、60代・70代になると・・・
という感じでしょうか。
これは、社長に限った話ではなく、企業の社員の平均年齢においても同様です。
急成長しているベンチャー企業の社長は、30代以下が多いですよね?!
私のクライアント様においても、新しい取り組みを反対される方は、ご年配の方が多い傾向です。
新しいことをやりたくない!ということや、知識がない!ということが要因のようです。
これらはあくまでも割合であり、割合は“傾向”ということですから、全ての企業に当てはまるわけではありません。
が、改めて自社を振り返ってみてはいかがでしょうか?