みなさまこんにちは。船井総研保険チームの渋谷です。
去る、2019年2月7日に、当社五反田セミナープレイスにて、今年最初となる保険代理店向けセミナーを実施しました。
今回は、「地方保険代理店向けWEB戦略セミナー」として、ゲストにSasuke Financial Lab 株式会社 の代表取締役 松井清隆氏に登壇いただきました。
松井氏は、UCLA経済学部を卒業後、リーマンブラザーズ投資銀行本部にて、プリンシパル・インベストメント、テクノロジーチームに所属。破綻後に野村證券に転籍、金融法人部に所属。第一生命の株式会社化・IPOやライフネット生命のIPOを担当。その後、独立系運用会社ウエリントン・マネージメントにて、投資信託の企画・営業に従事したのち、2016年に現社を創業したという経歴です。
Sasuke Financial Labのサービスの代表として、i-donuts.com があります。
これは、スマホアプリを中心としたソフトウェアのことで、設定された数種類の質問に回答するだけで、消費者に最適な生命保険の商品、そのプランをAIが判別し、提案するというものです。
このシステムは、生命保険の潜在的ニーズを持っている消費者に対して、ニーズ喚起を促す効果が期待でき、質問完了率は90%におよびとのことです。
このアプリは、国内大手の保険代理店でも提携が始まったばかりで、今後の、保険ショップにおける商品提案の在り方として非常に関心が高いサービスとなっています。
また、同氏は、保険業界の未来において、insurtech業界の今後の可能性について言及されていました。
その中で、今後注目が必至となるスタートアップ企業として、
米国のLemonade社と、Credit Karma社をピックアップされていました。
前者の特徴としては
・AI(人工知能)の活用
・チャットボットによる無人化と応対の高速化
・行動経済学の理論を保険の仕組みに導入
といったものが挙げられます。
また後者は保険業が本業ではありませんが、異業種参集として、米国における自動車保険の最適化ソリューションを提案するシステムとして有望視されています。
いずれも、国内では未展開となっていますが、こうした企業の動向には注視していきたいと思います。
※上記、二社の詳細は下記より