皆様、こんにちは。
船井総研の岩邊です。
経営やビジネスに関わっている以上、このネタに触れないわけにはいきません。
https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2018/20181004_01/
トヨタ自動車とソフトバンクが手を組みました。
何でも、新会社「MONET Technologies(モネ テクノロジーズ)株式会社」(以下「MONET」)を設立するとのこと。
確か、私の記憶が正しければ、ソフトバンク社は、自動運転技術に関して、本田技研と提携をしていたように思います。
https://diamond.jp/articles/-/181388
これですね。この話、3-4年前に、ソフトバンクワールドにて、孫会長自らおっしゃっていました。
私は、孫会長の伝記を拝読する等して、やっぱり孫会長は巨人に立ち向かっていくんだなぁと感じました。
孫会長は、ボーダフォンを買収するとき、某日本一の通信会社に相当いろいろなことをされたとおっしゃっています。
そのときから、巨人に負けることなく、自信の意志を貫徹する姿勢を鮮明にしていました。
よって、3-4年前にこの話を聞いたとき、やっぱりトヨタではなく、本田なんだ・・と感じた次第です。
しかし、このニュースです。
今回のこのニュースを耳にして、私が感じたのは、ソフトバンクとトヨタ自動車が本気で世界一を目指そうとしているんだということです。
現在、世界の時価総額ランキングを見ると、GAFAと呼ばれる、Google・Amazon・Facebook・Appleのアメリカ4社と、中国のアリババ・テンセントがトップ集団におり、
トヨタ自動車はトップ20にも入っていません。
ちなみに、30年前の世界の時価総額ランキングの1位は、NTTでした。
トヨタ自動車が日本一で22兆円、そしてソフトバンクが日本で3位11兆円の時価総額であり、合わせても33兆円ですが(https://www.nikkei.com/markets/ranking/page/?bd=caphigh)、
世界1位と2位のAppleとAmazonはともに、1兆ドル、つまり110兆円を超えています。つまり、トヨタの5倍であり、ソフトバンクの10倍です。合わせても、1社の1/3に満たないのです。
つまり、本気で世界を取りに行こうと思うと、1社でどうこうではなく、連合軍で世界企業の牙城を崩していく必要があったのでしょう。
何が言いたいかというと、どこに目線を上げるかによって、やることが変わる。逆に、自分のこだわりが強すぎると、打ち手が見えなくなり、伸びにくくなるということがこのことからも
言えるのではないでしょうか。
日本人として、トヨタ自動車とソフトバンクの連携。楽しみです。