皆様、こんにちは。
船井総研インシュアランス室の岩邊です。
本日は、3月11日。東日本大震災から、ちょうど10年が経ちました。
まだ、避難生活をされている方もいらっしゃるとのこと。そして、福島の方にとっては、先月も大きな地震があり、気持ちが落ち着かない方もいらっしゃるかと思います。早く安心して生活できるようになりますように。
さて、この10年間を振り返ると、世の中、そして金融・保険業界も大きく様変わりしました。
例えば、拾えばたくさんありますが、
・スマホ・タブレットが当たり前になりました。iPadが誕生したのが、2010年。スマホ普及率が9.7%から、90%弱です。
・SNSの普及。フェイスブックはもちろんのこと、Twitterやインスタグラムもユーザー数は500万人未満だったのが、各SNS数千万ユーザーになっています。
・LINEの普及。2011年に産まれたLINEが今や1億弱のユーザーに。
・TV離れ。視聴時間が、10年前と比較し、1時間以上も短くなっています。
・モバイル通信が3Gから、4Gへ。
・オンライン利用時間は、モバイルが4倍強。PCは微減。
・訪日外国人数が激増しました。1000万人未満だったのが、3000万人を越えました。インバウンド消費という言葉が誕生しました。
・電気自動車の普及
・クラウドサービスの普及
保険業界においても、2016年の保険業法改正の全面施行に伴い、売り方や組織の在り方が大きく様変わりしました。
生保においては、第三分野が主力になりましたし、損保においては、災害リスクや時流にあった企業向けの新しい保険が誕生しています。
異業種参入も2010年代後半になり、増えてきたのも特徴的です。
上記は過去のことですので、皆様にとっては日常的であり、当たり前のことかと思います。が、2000年代に、上記のようになることが予測できていたでしょうか??今日明日で何かが変わるわけではありませんが、大きく期間をとって、振り返って見ると、様変わりしているものです。
今年・昨年のコロナ禍というのは、世の中が様変わりするエポック的な年になると思っております。2030年の今頃は、「コロナ禍から10年が経ちました」と言われていることでしょう。
向こう10年どんなようになるのか、100%予測することは難しいですが、予兆は見え隠れしています。
例えば、
・5Gの世界
・AIの世界
・エッジコンピューティングの世界
・自動運転の世界
・非対面の世界
・自動化・ロボット化の世界
通信と人工知能、そしてネットワークの技術から、各業界で様々なサービスが産み出されることと思います。
保険業界においては、保険業法がいつ、どのように変わるかによりますし、関連業界の動きにもよりますが、先行している異業種では予兆が色々と出てきています。
アメリカではフィンテック企業が銀行を買収したケースが出てきました。
いつか、インシュアテック企業や代理店が保険会社を買収する日が来るかもしれませんね。