2019年10月15日
時間を創る
このたびの台風19号により、
被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
さて、時間を創るということに関して。
お陰様で、私も少ないながらもメンバーを持たせていただいております。
毎年、今の時期になるとやっていることがあります。
それは、「向こう3年、来期の仕掛けを考える」ということです。
なぜ今なのか。それは、単純に弊社の期初期末が、1月・12月ということで、1月からスタートダッシュを切ろうと思うと、
弊社のビジネスの特性上、仕掛けてから3か月後くらいに結果に反映されてくるということがあり、現場の意識・動きは、会社の期初期末ではなく、
10月ー9月という動きを心がけています。
具体的に、どのような作業をしているのか。
まず、今まで立てた3か年目標の振り返りをしています。
そして、3か年目標に対して当年に該当する年の振り返りと反省を行っています。
この反省はいつも厳しめに行っています。まあまあできた・・という△印はつけず、はっきりと〇か×かという判断で行っています。
クリアしていたら、〇、クリアしていなかったら、×です。
そして、反省をします。ここで大事なことは、×があっても、大丈夫!ということです。
むしろ、反省材料があるということで、成長余地があると考えるようにしています。ここで一喜一憂しないことがポイントです。
そして、来期の仕掛けを考えます。
大きくは、
・商品
・集客
・営業
・組織
・育成
・コンプラ面
の5つの観点です。
この5つの観点を、自社、自組織に合わせて考えます。
このとき、全部自分で考えるもよし、又は今後リーダー・マネージャーに育てていきたいメンバーに対しては、一つのコンテンツを
考えてもらったり、又は全てを一緒に考えるプロセスを取っています。
例えば、我々でいえば、今後保険チームを担っていってほしいのは、楊ですので、
彼らと一緒に未来の保険チームを考える時間を、丸2日、合宿という形式をとって、一緒に考えました。
そして、上がってきたプランに対して、何度かフィードバックをし、完成させます。
一番頭を悩ますのは、組織と育成です。
我々、コンサル業は、労働集約型産業です。
ですから、組織そのものが戦略です。
誰に、どのポジションで、どんな役割を担ってもらうのか。それを考えるのに、とても時間を使っています。
具体的には、メンバーの写真をダウンロードして、組織図に当てはめていきます。
組織図を作っては、うーんと頭を悩まし、ver2をつくり、またうーんと頭を悩まし、ver3をつくり、また、ver2を見返したり、ver4を作ったり、
という作業を延々と繰り返し、その中には上司や関係者に相談をし、また新しいverをつくり、合計でver7-8くらいまで毎回作るでしょうか。
そんな作業を繰り返します。納得いくまで作り変えます。
9月、10月はほぼほぼこの時間に費やします。
当然現場でのコンサルティングも行いますが、空いた時間や無理やり時間を作って、この時間に費やします。
ですから、いつも訪問させていただいているご支援先にもビデオ会議で対応していただいたり、ご不便をおかけしているケースもあるかもしれません。
でも、これをしないと、逆に目の前のお客様に来期以降ご迷惑をおかけする、良いサービスが組織として提供できないと考えています。
ですから、最優先なのです。
さて、皆さまの会社によって、期初期末は違うと思いますが、
このように会社の経営のことばかりを考える時間を作っていますか??ということです。
今年の保険チームは、改めてチームミッションを決めました。
改めて船井総研保険チームとして、保険業界にどんな影響を与えていくのか、何を提供していくのかを、全員で考えました。
企業は永続しなければいけません。
今だけ、自分だけ、お金だけではお客様を守ることができません。
是非、「法人」という人の育成のために、時間を作っていただければと思います。