こんにちは!
船井総研の植田英嗣です。
リアルとバーチャル。
既存顧客と新規顧客。
原理原則と時流適応。
無料経営相談で初めてお話する保険代理店経営者様の中で、
ある程度の規模の会社を経営されている方の相談内容は、
時代・業界の「少し未来」の話になることが多々あります。
インシュアテック、自動運転。
特に損保業界で自動車保険のウェイトが高い代理店さんは、
メディアの情報から、焦りを抱えられている方が多いです。
バーチャル領域=WEB領域での新規集客、
リアルの商談、そして既契約者フォロー。
新規顧客の創出をある程度仕組化して予算化できるにこしたことはないですが、
時流に関わらず、
それ以上に大切なのは「既存顧客の満足度アップ」でしょう。
景気が良くても悪くても、人口が減少しようと外国人が増えようと、
業法が変わろうと、ある保険商品の販売が停止になろうと、
いつの日も、好調で生き残る会社は「お客様に愛されている会社」です。
世の中に「必要とされている」会社なのです。
もちろん「収益性」は企業体が追求する要素のなかで生命線なので、
おろそかにはできません。
ただ、地域の保険代理店の本質は、
「地域に根差せる」×「人生を支えられる」でしょう。
つまり、BtoCであってもBtoBであっても、
地域の住民や企業が、本質的に豊かに過ごせるように、
お客様にとても近い存在として、「お金のプロフェッショナル」であり続ければいいのです。
そのためには既存の保険商品始め、
あらゆる国の制度、金融知識をしっかり勉強して、
正しい情報をもとに、お客様のサポートをできなければなりません。
既存の情報だけでなく、情勢を踏まえた新しい情報も、
地域の中で誰よりも早く、お客様に伝えられないといけません。
そんなにたくさんの情報は無理だ、
ということであれば、
力相応に、自身がお客様に役立つ分野を「絞れば」いいのです。
絞って、深くて、新鮮な情報を、
誰よりも早く、自分のお客様に伝えられればいいのです。
保険代理店の商売は目に見えるモノを売る仕事ではありません。
ということは、お客様の前に立っている営業マンすべて、
自分自身が商品なのです。
商売の本質は集客力ではなく、商品力です。
お客様に必要とされる、愛されるのは、
商品力が高い会社です。
商品がいいから求められるのです。
ゆえに、原理原則の領域として、
保険代理店が追求すべきものは、営業マンがお客様に提供している情報、サービスの、
品質向上です。
船井総研の経営コンサルティングは、
原理原則(内)と時流適応(外)です。
世の中に右往左往するだけではなく、
目の前のお客様に必要とされているかどうか、
自社の原理原則にも立ち返ってみましょう。
地域の保険代理店においては、
原理原則(7):時流適応(3)
ぐらいの気持ちのほうがいいのかなと個人的には思っています。
原理原則=営業マンの質
質をあげるヒントは、絞ること。
それではまた!