お電話でのお問い合わせはこちらから
電話受付時間 9:45~17:30/土日除く
『業界の現状分析から業界の未来を生き抜く正しい戦略を描く』
~保険代理店・FP事務所 実践経営レポート~
船井総研 保険チーム 岩邊 久幸
新年あけましておめでとうございます!
2019年も変わらず、ご愛読をよろしくお願いいたします!
2019年は今後5-10年、もしかしたら30年後の未来を決定づける潮目の1年になる可能性があります。
今年含め、向こう3年でチャンスをつかみに行きましょう!
よろしくお願いします!
誠にありがとうございます!
船井総合研究所 保険チーム一同
前回の続きをお送りします。
では、今後保険業界において何を取り組んだらよいのか?
そして、そのときの考え方のポイントは?ということです。
今皆様がご存知のように、異業種からの保険業界への参入が相次いでいます。
楽天やLINE等のITベンチャー、銀行等の金融機関、大手小売り等々です。
要は我々は彼らと何を競争しているのかというと、「顧客接点」の取り合いをしているわけです。
彼らの本当の収益は、保険以外のところにあります。
当然、保険で儲けることができればそれに越したことはないわけですが、彼らから見たらその比率は微々たるものです。
それ以上に、彼らの本業収益をさらに伸ばすために、顧客接点ポイントを広げたいというのが本当の目的です。
その手段として、保険という商品をフロントに並べたということです。
よって、本来の保険という商品の知識や保険商品を活用した提案というところに関して、
我々保険代理店は負けるはずがない!というのが、私の持論です。
もっといえば、ここで負けたら、勝ち目がないともいえます。
が、保険業界の数字を見ていると、以下の数字が並びます。
生保に関する2017年データをざっくり引用すると・・
・新規契約件数 前年比89.5%
・1件当たり新規契約金額 前年比93.6%
・代理店数 前年比97.3%
・1代理店当たり使用人数 前年比103.7%
・1代理店当たり新規契約件数 前年比92.0%
・1使用人当たり新規契約件数 前年比88.7%
・来店型保険ショップ新規契約数 前年比106.5%
という数字が出てきています。
要約すると、
・代理店同士のM&Aが進んでいる
・結果、1代理店当たりの規模(社員数)は拡大している
・が、1人当たり新規契約件数が下がっている
・来店型ショップという業態は、業界内では調子が良い業態
ということになっているようです。
つまり、規模は大きくなっているが、ソフトが変わっていないので、実は収益性が下がっていると考えられます。
ここで分かることは、ただただM&Aをしても、結果が悪くなってしまう可能性があるということです。
今、各保険代理店の皆様がやらないといけないのは、「ソフト」の向上です。
具体的には、
・客層を絞り込み、
・商品力を磨きこみ、
・効率の良い、つまり顧客獲得コストが安いチャネルを構築し、
・最適な販促費を使い、
・営業の商品知識と提案力を徹底的に向上させる
ということです。
2019年は大きく潮目が変わる1年になりそうです。
規模が大きな企業は変化をさせることは時間がかかります。
つまり、中小零細企業ほど、チャンスです。
2019年もワクワク経営していきましょう!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
以上
【その他のおすすめコラムはこちら!】