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『業界の現状分析から業界の未来を生き抜く正しい戦略を描く』
~保険代理店・FP事務所 実践経営レポート~
船井総研 保険チーム
本日は、R代理店にご訪問。
保険代理店・FP事務所のトップとして何を目指すか。
「組織化」「規模拡大」を目指す人ばかりではない。
トップ自身が営業をおこない、付随する諸業務の消化に事務を雇用しておこなう場合、
ある程度の売上で天井は見えるが、収益性はかなり高いだろう。
個人の利益のみを考える場合は、
保険業界の特権を最も享受できるやり方といってもいい。
ただそれは「経営者」ではなく「営業マン」だ。
経営者とは「経営」をおこなう者である。
企業体が追求するものとして、船井総研では3つのものを掲げている。
「収益性」「社会性」「教育性」
トップ自身が営業をおこない、特に新たな営業を雇用せずに、
組織化することなく運営する場合、
その事業規模としての収益性は高くても社会性、教育性は限りなく小さい。
保険の販売、ファイナンシャルコンサルティング、リスクコンサルティングを通して、
何を目指すのか。
それがほとんどトップ自身の収益性にしかない場合は、
お客様も従業員も同業者も、そして我々もあまりわくわくするものではない。
トップそれぞれのビジョンがあって、
会社を運営する目的、ミッションはそれぞれなので、
一概に何が正しい、間違っているというわけではない。
ただ、「人間」として生まれた以上、
世のため、人のため、自分の知恵を磨き続ける。
事業規模の拡大や組織化はそれ自体が目的なのではない。
目的はあくまで、
保険の販売、ファイナンシャルコンサルティング、リスクコンサルティングを通して、
少しでも多くの人々の知恵を増大させ、幸せ、安心を提供することだ。
お金の安心を得ることで、その人たちがよりイキイキと生きれるようになることだ。
少しでも多くの人々にこれらを提供しようと思えば、
おのずと事業規模の拡大をせずにはいれない。
何が目的なのか。
もちろん収益性は非常に重要であるが、
世のため、人のために何を果たしたいのか。
企業経営において「ミッション」が最重要であることは、
言うまでもない。
以上