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レポート・コラム

vol.48 時流は、高収益化へ!! part2

vol.48 時流は、高収益化へ!! part2

保険FPコンサルティングレポート vol.48

『業界の現状分析から業界の未来を生き抜く正しい戦略を描く』

~保険代理店・FP事務所 実践経営レポート~

船井総研 保険チーム 岩邊久幸

vol.48 時流は、高収益化へ!! part2

皆様、こんにちは。
船井総合研究所の岩邊です。
前回の続きをお送りします。
 
さて、最近の日本国内における経営トレンドです。
一言で申し上げますと、「高収益経営」といえそうです。
今いたるところで、「〇〇シフト」という言葉がありますが、
大きく分けていうと、3つのシフトをしっかりと押さえておく必要がありそうです。
・デジタルシフト
・働き方シフト
・ビジネスモデルシフト

の3つです。
 
まず、デジタルシフトというのは、「すべてを対面でやらない」ということです。
具体的には、移動レス・ヒューマンレス・ペーパーレスといったことです。
 
働き方シフトというのは、限られた人で成果を出す、
付加価値の高い仕事へシフトするということです。
 
そしてビジネスモデルシフトです。
従来の業務を見直し、業界平均の3倍の営業利益率を目指そう!ということで、
ビジネスモデルをリデザインすることも考える必要がありそうです。
今の時代、売上拡大だけでは、利益拡大につながらない時代になっています。
新規客獲得コストや採用コスト、デジタルシフトコスト(システム投資等)の
上昇ペースが売上・利益拡大以上に速い時代になりました。
 
また、ディスラプターという業界のビジネスモデル破壊者が出現してきています。
例えば、メルカリの登場によって、地域のリサイクルショップの業績はブレーキがかかりました。
 
今までは、小さな一番を作って、出店等を行い、拡大していく、結果売上が増えると、
自然に利益も拡大してきた時代だったのですが、これからは地域一番化したのちも、
コスト増や業界破壊者対策をとり、体力をつけておかないと、安心していられない時代になったといえます。
 
下手したら、生き残れない時代になったのかもしれません。
つまり、コスト大幅増時代でも、成長できる会社になるために、高収益経営が必要な時代といえます。
 
では、いつまでに業界利益3倍の高収益企業になっていればよいのでしょうか??
いろいろな文献を拝読した結果、2023年くらいからいろいろな国内需要は衰退すると考えると、
それまでに会社を高収益化し、会社のレベルを次元上昇しておかないといけないということが見えてきます。
 
そこで、ステップを提示すると、
2018年~2019年は、利益率をしっかりと上げていく。
2020年~2021年は、売上をしっかりと上げていく。
2022年~2023年は、企業価値を上げていく。

というステップで、あなたの会社の中期経営計画をデザインする必要があります。
 
ちなみに、今回講演を拝聴した、超大手企業のLIXIL、そして急成長企業のライザップも例外ではありません。
LIXILのIR資料を拝見すると、直近は売上よりも、利益の方が伸び率が高いことがわかります。
2025年には、IFASに基づくと、営業利益率7.5%を目標に掲げられています。
 
具体的に何をしたのか。
前経営者時代に、海外企業含む企業の買収を数多くされたのですが、
中には不採算企業や隠れ不採算企業があり、そういった企業の売却をしていきました。
そして、100人以上いた役員を50人まで半減させます。
さらには、拠点を集約し、効率化を図りました。
しかも、低コスト立地への集約です。

現社長の瀬戸社長は、以前は皆様、ご存知かもしれませんが、
Monotaroという工場等で使われる雑貨の通販企業を創業者であり、オーナーであった方です。
当時より、超ローコスト経営を実践されていました。
 
ライザップは、売上・利益ともに、急成長させています。
しかも、利益率は10%を確保しています。
ライザップが展開されているパーソナルジムという事業ですが、
所謂フィットネスジムと同じマーケットで勝負すると、価格競争になります。
よって、「なりたい自分になる」という自己実現するためのマーケットだと事業ドメインをとらえ直しました。
 
ちなみに、この「なりたい自分になる」というマーケットは、自己啓発も同じマーケットですが、三日坊主になりがちです。
よって、「結果にコミットする!」という理念のもとに、高単価なサービスを実現しています。
一方で、不動産コストですが、フィットネスジムは、好立地であり、最新設備を維持し、それを置く広い場所が必要になります。
場合によっては、プールも作らないといけません。
しかし、ライザップは、パーソナルジムですので、そこまで広い場所を必要とせず、設備勝負にもなりません。
 
そして人件費です。
若い人材を採用し、プロを採用するわけではありません。
未経験者を採用し、会社独自のプログラムで育成していき、早期戦力化を図ります。
よって、高い値付けをして、安く運営していると言えます。
これが高収益で好調の秘訣です。
 
最近、メディア等に出てくる世の中で好調な企業というのは、IT企業が多く、
自分たちの経営に生かしにくいと思われている経営者・役員の方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、全国には規模が小さく、いろんな業種で好調な企業が存在します。
 
そのパターンは3つに分かれます。
A:新技術導入が遅れている100億円以下マーケットに最初に参入する。結果的に、市場内で高いシェアを獲得する
B:高い値付けができる理由をもっている会社
C:業界常識では、普通かかると思われる初期投資・経費が抑えられる事業構造

 
の3パターンです。
 
 
続きは次週以降にお話しさせていただきます。
 
 
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

以上

 

 

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